映画作家 牧野貴の映画の上映予定など
by makinokino
カテゴリ
メモ
[+]上映会について
上映予定
2009年
2006年〜2008年
Movie
Schedule
2006〜2008
2009
活動歴
contact
以前の記事
2017年 02月
2017年 01月
2016年 10月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 05月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 07月
2014年 03月
2014年 02月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 08月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 08月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
ブログパーツ
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
<   2009年 01月 ( 2 )   > この月の画像一覧
ロッテルダムの事


ロッテルダムから帰国しました。

今回は自分の上映だけでなく、映画祭全体を見渡す事が出来たと思っています。
短い滞在でしたが、100本以上の映画を見て来ました。

・行った目的

現地に行った目的はとても単純で、
「自分の作品を管理すること」(プロジェクターや音量の面で)
「世界の実験映画の現状を把握する事」でした。


僕は、映画のプロデューサーを捜したり、
映画を売ったりするのが目的ではなかったので、全て自分の趣味で
映画祭の中をとても自由に走り回れたと思っています。

いくつものプログラムを見ました。


・自分の上映について

上映は大成功だったと言えるでしょう。
今回、何よりも嬉しかった事は、
去年僕の映画を見てくれた多くの人が、また見に来てくれた事です。
そして、その人達のほとんど全員が《The Seasons》を気に入ってくれた事でした。
良かった良かった。。


今回もアメリカの実験映画作家Ben Russellが見に来てくれて、
上映が終わると、手を高く挙げて思い切りパチンとやってくれました。
その時の手の痛みはとても重くて嬉しくて、
今でも手がしびれてるような感覚が残っています。


数年前に「音楽家による映画」というプログラムがあって、
そこでトニー・コンラッドやジムさんの映画も上映されたそうですが、
その企画をやっていたFloris Vanhoof君も、また今年も見に来てくれて、
最近彼が創ったというテープ(!)やCDをくれました。
e0142092_22315275.jpg

Floris君の写真を発見。
こんなに嬉しそうにアナログシンセをいじる男を初めて見ました。。。。


また、スコットランド、ドイツ、クロアチア、アメリカの映画祭から
お誘いが来ました。全て受けるつもりです。
皆さん、映画祭のカタログをくれるので、荷物の重さが
尋常ではなくなってしまいました。


日本でも海外でも、いつも来てくれる人がいるというのは、
本当にうれしい事です。そういう人たちの気持ちを裏切りたくないといつも思います。




・見た映画の中で気になったもの


《12 Explosion》 Johann Lurf 2008 Austria Video 6分
e0142092_22334974.jpg


去年、《Vertigo Lush》という、映画を上映していた作家の新作。
前作は、言葉で説明するのが難しいのですが、ワンカットで、風景が光に変わるまでを描いた短編です。
あの作品は、僕に大変な衝撃を与えました。
e0142092_22224166.jpg

(Vertigo Lush)


Johann は、僕が最も注目していた作家なのでとても楽しみにしていた新作。
それは、おそらく深夜に、誰も来ないような場所
—電車の鉄橋や 巨大な駐車場 住宅街 駅前の広場など—
で、おもいきり巨大な花火をぶっ放す様をを記録するという作品でした。。
あれは明らかに犯罪で、撮ったあとにカメラを片付けて走り去るJohannの顔が浮かぶようでした。
しかも、誰も傷つかないのです。僕は、誰も傷つかない犯罪というのが好きです。
これぞ檸檬爆弾だと思いました。
いつか彼の映画を日本で上映する機会を作ろうと思います。



《Origin of the Species》   Ben Rivers 2008 UK 16mm 16分
e0142092_22252621.jpg

Ben Rivers は、去年のタイガーアワード受賞作家で、今年も新作がノミネートされていました。
彼の映画には「境界が無い」という強みがあると思います。作品自体が、
言葉や時代や国境を必要としないのです。
合成も特殊効果も無くても、突飛な話の展開が無くても、被写体が普通でも、
あきらかにそれは、この世のものではない、
他の星での出来事のような雰囲気があるのです。
何なんだあれは。。。
いつもBenの映画を見ると何とも言えぬ感動が沸き上がります。
今まで全て16ミリモノクロの自家現像でしたが、今回はカラー作品でした。

彼の作品も日本に紹介出来ると思います。



《#37》   Joost Rekveld 2008  Netherland 35mm 31分  
e0142092_22232918.jpg

水晶と、その反射光を素材として創り上げた、
ほとんど科学映画のような雰囲気を持つ映画。
「オランダのアブストラクト・マスター」と呼ばれる Joost Rekveld が
4年かけて創り上げた作品。
35ミリでシネマスコープサイズなので、細部までクリアーに見えるのですが、
その映像の変化の細かさと言ったら、今までに見た事の無い精密さでした。
驚いた!
紀元3世紀に書かれた、作者不明の”Paradoxographus Palatinus”
という文献からの引用文が掲げられて始まるこの映画は、
一見すると変化の乏しい細密アブストラクト映画に見えるけれど、
ふと、考えてみて、「イメージ以前のイメージ」を追い求めている、という事が
理解出来たときに、これは良い映画だと思えました。



《Reformed Lid After Lid in Tune》
(performance) Bruce McClure
e0142092_22454685.jpg

初めて見た、ニューヨーク在住の実験映画作家のパフォーマンス。
ロッテルダムのプログラマー達が[God of Flicker]と呼ぶ彼のパフォーマンスは異常に激しいものでした。
35ミリ映写機と16ミリ映写機数台が、シンクロしながら、
とてつもないフリッカーの連鎖を生み出す。。
あまりの激しさに僕は途中で失神してしまい、
会場から引きずり出されてしまいました。
冷や汗が1ℓほど出ました。





《The Sound of Insects ーRecord of a Mummy》
Peter Liechti  switzerland  35mm 88分
e0142092_22245166.jpg

ポスターやチラシがすごく良かったので見に行ってきました。
エンドクレジットに、九州のサックスプレイヤー、
山内桂さんの名前があって、すごく驚きました。




《Send Me to the 'Lectric Chair》
Guy Maddin 2009  canada  Video 7分
e0142092_22241549.jpg

僕の大好きなGuy Muddinの新作。彼もロッテルダムに来ていました。
プロデューサーはキース・グリフィス。
彼は長編を作っても、短編を作っても、何も作風が変わらないのが良いと思います。





映画祭については、これからまた少しづつ書き足していこうと思います。
by makinokino | 2009-01-27 22:41 | メモ
2009年


2009年が静かに始まりました。



e0142092_2112615.jpg























今年もよろしくお願いいたします。

正月は空気がきれいで、月があんなに細いのに、まぶしいほどでした。
雑草や金網のシルエットが、異常な程に美しい、元旦の夕暮れでした。
by makinokino | 2009-01-02 02:18 | メモ